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歯周病と歯磨き

カテゴリ
歯のマメ知識

 

今回はブラッシング(歯磨き)について

『メインテンンスに通っているから大丈夫』と思われている方が多いと思いますが実は落とし穴があるんです。

いくら定期的にメインテナンスに通っていても毎日のブラッシングが悪いと後戻りするどころかすぐに状態は悪くなってしまい、歯茎が腫れたりと問題が起きてしまいます。

歯磨きしている時に『歯ぐきから出血する』などの経験はありませんか?

ただ闇雲に歯磨きしているだけでは磨けていない事が多いんです!!

歯周病かどうか判断する際に我々は歯ぐきからの出血を一つの目安とします。

前回もお話しした内容にもあったように正しいブラッシング方法で健康な状態であれば絶対に歯茎からの出血はなく、出血する場合はその箇所に炎症があり、何かしらの問題が存在すると判断します。

でも、その場合は歯周病ではなく歯周病の一歩手前である歯肉炎である事がほとんどです。

歯肉炎は可逆性(元に戻る)であり、丁寧に毎日歯磨きしていただく事で治ります。

海外の研究でも、歯磨きを全くやらない状態から2〜3日で軽度の歯肉炎が発症するが、プラーク(食べカス)がきちんと除去されれば歯ぐきは速やかに健康な状態へと回復するとの科学的根拠があります。

これは正しい方法できちんと清掃できていれば極端な話、歯肉炎は自分で治せるという事になりますね!!

*  進行した歯肉炎・歯周病である場合は清掃のみでの治癒は困難で歯科医院での治療が必要です

そうは言ってもお口の中の環境は人それぞれ違い、被せ物があったり、歯並びが悪い場合があったりとお掃除しにくい箇所や歯ブラシがとどかない場所も出てきます。

そのような場合は、歯間ブラシやフロス等の補助器具を使用していただく事で清掃可能となりますが、使い方がわからずなんとなくやっているだけという人が多いと思います。

当院では、治療終了後やメインテナンス時に歯磨きの状態・仕方を確認し、一人ひとりにあった方法を考えご提案させていただいております。

正しい方法で歯磨きを行い、より良いお口の環境を維持できるようにしましょう!!

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