歯周病となる原因として
- 毎日の清掃不良
- 清掃が困難となる悪い被せ物
- 歯石が付着している
歯周病の治療を行う上でまず重要なことは確実にブラッシング(歯磨き)を行い、その際に出血がない状態にする必要があります。
なぜ出血があるとダメなのでしょうか?
出血がある=炎症が存在する という意味になります。
健康な歯茎からはブラッシング時や歯周病の検査時に触っても絶対に出血を認めず、歯茎もピンク色で引き締まっています。
歯周病は急性期や重症化しなければ痛みを伴わないため自覚症状が乏しい病気(感染症)ですが唯一早期に判断できる方法としては歯茎からの出血の有無となります。
そして、血液には鉄分が含まれており、この鉄分がお口の中の細菌にとってのごちそう(栄養素)となります。
細菌は鉄分がなければほぼ増殖することはできないため歯周治療はまず歯茎からの出血がない状態とする必要があります。
このように、歯ブラシや歯間ブラシで歯茎を触れた際に出血がない状態が歯周病の治療のスタートとなりますが、まずは出血を認めたなら早めに歯医者さんに行きましょう。